ウィローモス。基本的に流木に巻いて育成することが多いかと思います。そんな私もその一人。
モチベーション
現在の運用中の水槽は底面フィルターを使っています。なので、当然、ソイル上にはなるべく物を置かない方が、抵抗にならないし、掃除も楽です。
ただ、何もないのも味気ないと感じるのも人の常。ウィローモスはエビの餌にもなり水槽内のバロメータとしても役に立つので、できるだけ多く入れておきたいところ。
「底面をなるべく塞がず、なるべく多くのウィローモスを入れる」
という相反する要求を満たすにはどうするか?考えていました。そんなある日、水槽を眺めていると、壁面に使ってない空間があることに気が付きました。
「じゃあ、壁で育てりゃいいじゃん!」
となったわけです。
下調べ
色々調べてみると、私のイメージに最も近いのは、スド―のワンタッチでした。
残念ながら、このワンタッチは床置き前提で惜しくも却下。結局、イメージ通りのものは見つからず、3Dプリンターで作ることにしました。
そうなると、3Dプリンターの作成品を水中に投入することになるのですが、そんな経験は今までなく、ある疑問が生まれました。
「3Dプリンターの材料(PLA)は生体へ悪影響を及ぼさないか?」
を参考にさせていただくと、どうやらPLA自体には影響はないようですが色素に問題があるかもしれないとのこと。今回使用するフィラメントはAnyCube Mega 3D の付属品なので、もはや調べてわかるものでもありません。
ならば、私が人柱になります!
3Dプリンターの作成品が水中で使用可能であるなら、更に幅広い事象に対応できるようになるはずです。
個人的な見解を言わせてもらえば、現状でも多くの樹脂製品が水槽に入っており、問題なく運用されています。多少の影響はあれど、生体を殺してしまうほどの影響はないと考えました。
作製した壁付式モスホルダー
Fusion360で設計したモスホルダーです。これを3つ作成し、現在、運用中です。
検証環境
- 水温:25~26℃
- 水槽サイズ:30キューブ
- PH:6~6.5(淡水)
- 水替え:週1~2回 4リットル(RO水)
- 生体:レッドビーシュリンプ×10匹+4匹追加(11/9)
- フィルタ―:底面+スポンジフィルター

壁付モスホルダー

運用している様子
とりあえず、一か月後に検証結果をまとめようと思います。
検証結果