来シーズンに向けて手持ちのリールを見直してみると、すごく中途半端なものがあることに気が付きました.それがダイワのアルファス103 Type-Fです。
今回は以下の改造過程をやってみようと思います。
改造予定は以下の通り
- 傷埋めに伴うカスタムペイント
- ハンドルをカーボンハンドルに変更
- スタードラグをヘッジホッグスタジオのものに交換
- 6.8にハイギア化
- ワンウェイクラッチをSTEEZのものに交換
- オーバーホール(OH)
- スプールの交換(BF SPOOL for Zonda)
※2013年の記事のリライトです。今更アルファスTypeFの改造をする人はいないと思いますが。
ボディのリペイントについての下調べ
ボディーをリペイントしますが、今までリールの塗装はしたこがない。参考になるソースはないかと調べていると、以下がかなり参考になりました。
結構、隅々まで読み込みました。アニメの知識があれば、もっと楽しめたと思います。
リール塗装だけでなくルアーの塗装にも流用可能な塗装テクが惜しげもなく公開されており必見です。
下地作り
※塗装前の写真が見つかりませんでした・・・。イメージとしては使用感ありといった感じ。
アルファスをバラして脱脂し、傷だらけのボディーを修正します。
こうなると、もう後には引けない。
エッジ部分の傷がなくなりました。というよりエッジがなくなったかも。
パテ盛り&で繰り返し修正していき、納得したことろで、ガイアノーツのマルチプライマーを塗布後、サーフェイサーを吹いて状態を確認してみます。

ボディの本塗装

ブラックの上にシルバーを吹いて、そのあと、クリアーレッドを吹きます。
※シルバーを吹いた写真が見つかりませんでした。
クリアーレッド後は、こんな感じの色合い。
クリアー系はなるべく薄く薄く吹いき乾燥させて、何度も重ねて色を出します。
塗装系で共通ですが、厚塗りは、いいことないです。
塗装が終わったら、2液性のウレタンクリアーでトップコートします。ウレタンクリアーは砂吹きします。
なんとなく表面がザラザラしていませんか?これは砂吹きによってわざとやっているおり問題ありません。
砂吹きを考える
私は最終コーティングにウレタンをよく使います。ただ、塗り方を間違えるとシワシワになります。イメージ図はしたような感じですかな。
下地を完全に乾燥させても、ウレタンにより下地の表面部分のラッカー塗料が溶かされ(浸食され)、未乾燥状態になります。
下地の表面部分が侵されても再び乾燥させれば問題ありませんがウレタンを前面に厚塗りしてしまうと下地の表面部分が乾燥しにくくなります。
下地の表面部分が溶かされており、下地はウレタンと結合されていません。そのためウレタンが縮んでも下地は縮まず、シワが発生します(たぶん)。
そこで、下に示すような砂吹きをします。砂吹きは軽く(表面がザラザラするくらい)、ウレタンを吹き乾燥させます。ウレタンにより下地の表面は溶けはしますが、その面積は小さくかつ、隙間ができやすいので、下地が乾燥でき、ウレタンの収縮時にシワが発生にくくなります。
砂吹きを数回繰り返したあと、少し厚めに吹きます。
仮組するとこんな感じ。スタードラグはヘッジホッグで購入しました。外側は大体OK。次からは中身をいじっていきます。
パーツ変更
ギア系を組み替えていきます。まずハイギア化のため、釣り具屋でPX68の
No.32,No.35,No.46を注文してきました。
2013年当時は、No.46 ドライブギア、No..35 ウォームシャフト、No.32 ピニオンギアが2000,1400,2000円でした。5400円でハイギア化できます。
ウォームシャフト(上:アルファス純正,下,PX68) 溝がPX68の方が広いことがわかります.これによってテンションフリーになったとき,糸がボロッと緩まないように巻き取れるようになります.
ドライブギア(上:アルファス,下:PX68) 樹脂製らか金属性に変更になります。巻き心地が向上する感じでしょうか。
ワンウェイクラッチ (STEEZ用) 巻き心地の向上が狙えるとのことだ。回転方向に注意して圧入してください。間違うとハンドルがロックします。※私はあまりに硬かったので少しヤスリで削って圧入しました。
これらのパーツを分解したときに撮影した画像とパーツ注文の時に見る展開図をもとに組み上げます。同時にオーバーホールも。
組み上げ
組み上げ後のリールをご覧ください。
これまでは、改造前には使いどころに悩むリールでしたが今は満足してます。
まとめ
- リールカスタム楽しい。
- 色はよく考えないとダメ。
- シマノリールでやってみたい。
以上